OPEN SESAME!! ひらけごま!②
ニューヨークへ降り立ったら、どんな感覚がするんだろう。
ちょっとドキドキもするけれど、ワクワク感の方が圧倒的に多いテンションの私は
13時間のフライトも楽しみ切って!、12年ぶりのJFK空港に到着です。
飛行機から降り立ったその瞬間に、
「あぁ〜。ここがニューヨークだって知ってるし、大好きなこの匂いだ!」
って、思わず言葉にして表現してしまったほど(笑)
あの頃から、少しは成長したはず!の、私の魂と心の状態で、
このニューヨークを感じ切ろう!!と意図をして、
空港からはタクシーやリムジンは使わずに・・・・夫、Kennyはタクシー乗ろう!と一押ししていたけれど・・・・
私の直感であえて、住んでた頃のチョイスの「SUBWAY!」地下鉄!で、ステイ先に向かうことにしました。
そしたらやっぱり、大正解!!!
ゆっくり、私の感覚をニューヨークの世界へとチューニングしてくれたのでした。
電車ではほぼ、99、9%レディーファーストで嬉しいこと。
お年寄りには、みんなが当たり前のこととして席をゆずること。
ちょっとクレイジー(笑)な乗客が乗り合わせても、誰も騒ぎ立てることなく、
特に害がなければ、警察に通報することもなく、
ただ見守ってその状況を静かに冷静にやり過ごすこと。
重たい荷物を持っている私たちみたいな旅行者などは、先に出入りをさせてくれること。
我先に!!!っていう乗客は、ほとんどいないですからね。
「エクスキューズ」
の精神をみんなが持っていて、
「サンキュー・アプリシエイト」
の気持ちをしっかり互いに伝え合う。
そのことが私の生まれた場所、東京には本当に少なく感じます。
例えば、歩いていて後ろからぶつかってきても、混んでいる電車で降りるときに道を開けて欲しくても、ほとんど「無言」のまま。
商業施設のエレベーターを降りるときも我先に降りて、この前なんて私の目の前でおばあちゃまがおじさんに押されて転んでしまって・・・・でも押したおじさんはその場をさっと立ち去ってくし・・・
私は不整脈を持っていたのですが、ある人通りのかなり多い道のど真ん中で息をハーハーさせて、苦しんでしゃがみこんでいても、誰も声をかけて来ず。
駅の通路でおじさんに突き飛ばされて転んで倒れていても、日本人は誰1人として声すらもかけてくれなかった。
そういうときに声をかけてくれたことがあったのは、全員外国人でした。
わたしが声をかけて欲しかった、、、とかそういうのじゃなくて。
そうだった、というお話です。
もちろん、そうでない人もごくたまーにいるけれども。
そういう部分は、私がたまたまニューヨークに住めたという経験があったからこそわかることだし、知ることができた感覚なんだということが今では理解できます。
ずっと東京にいたら、「これが普通」だったと思うので。
だから、東京が最低!とかは思うことはないけれども。
でも、
やっぱりそういう部分は
その土地とその土地の人の魂の部分が豊かであるかどうか
なんじゃないかと感じます。
お金の豊かさではなくて。
その部分を、ゆっくりとSUBWAYで移動することによって
ゆっくり、はっきりと思い出すことができたからよかったです。
ニューヨークのバイブレーションを感じることで
私の魂がどんどん喜んで行くというのを
私は私を客観的によ〜〜く観察して
今の私がニューヨークをどう感じるかを思いっきり楽しみました。
12年前に感じてたことに、さらに、その間の経験がプラスされて、
以前よりも増して、ニューヨーク、ニューヨーカーがキラキラ輝いて見えてきました。